GoogleReaderShare

2008年1月31日木曜日

MacBookAir

米国では今日あたりから出荷が開始されたそうで。air

MacWorld開催後から、TV番組に出たりネットのニュースでも引っ張りだこだったわけですが、日本のモバイラーからは冷ややかな目で観られていますな。色んな人から「Airどうよ?買い?っていうか買う?」とさんざん訊かれましたが、「買わないし、買うなら覚悟を決めてください」としか返答できません。

「ついにAppleからモバイルノートが!」と期待してたわけなんですが、MacWorld後の早朝、いざスペックシートを観て物欲もクールダウン。MacWorldでは(現)愛機VAIO TZと比較して「まぁ軽量なトコだけはかってるんじゃないの」ぐらいな物言いだったそうですが、いやいやちょっと待てと。

ジャパニーズ・モバイラーをナメンナよと。

モバイルPCとしては、バッテリーが交換できないのは正直いかんともしがたい。バッテリー切れになったときに予備のバッテリーが云々というのもあるし、大容量・小容量バッテリーを使い分けたり(駆動時間を取るか・重量を取るかの選択肢)できないのがなんとも。有線LANポートがないのはどうにもこうにもな感じだし、「USBで外付けすればいいじゃん」ぐらいなノリでLANアダプタをオプションにされても、「それ使ってるときは他のUSB機器使えないじゃん」ってなもんで。無線LANとBluetoothがあればいいかって言えば、少なくとも「日本じゃダメ」。アメリカ大都市部みたいにソコカシコにアクセスポイントがあったりするわけでもないし、Blutooth接続できる通信機器も限られてるしね。

SSDを選択しない場合の1.8インチHDDにしても、「MacOSXではWindowsほどディスク速度は気にならない」とされてはいるけど、80GBしかないディスク容量も含めて、使い始めてまず最初に不満になる部分だと思う。

そしてこの程度のIOしか持たないマシンに、Core2Duoの1.6GHzというパワーは必要なのか?もっと低クロックなCPUでも十分じゃないのか?そうすればファンレスにできたんじゃないか?とも思います。「MacBookAir用に特別に開発された小型CPU」ってのを売りにしてますが、最新の45nmプロセスのCPUではなく、既存の65nmプロセスのCore2をコンパクトにしただけのものだそうだし。

そして何より、「CPUパフォーマンスは頑張りました、でもその他の部分はバッサリ削り取りました」という割に1.36kgってのは誇れる重量じゃないですわな。Sonyなら確実に1kg切ってくるよね。

なんというか、トータルでのモバイル機器としてのパッケージングが微妙なんですよ。

まぁなんだかんだ言ってある程度は売れるでしょうけど、後が続くかどうかが心配です。結局コアなMacモバイラーに一定数売れただけだと、正直次期モデルは無さそうだし。

0 件のコメント: