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2010年5月22日土曜日

「Eye-Fi Explore X2」をα550で使ってみる

というわけで、先日発売になったばかりのEye-Fiの新型「Explore X2」をα550で使ってみました。

結果、屋内では問題なくPCに自動で画像が転送されることを確認しました。ごくごくフツーにSDカードとして使えば問題なしです。PocketWiFiを使用した屋外ロードテストはまた後日……。

「Eye-Fiってなんぞや?」という方は、とりあえず公式ページをご覧ください。というのもあまりに投げやりなので……

  • SDカードに無線LANモジュールが搭載されているメモリーカード
  • 撮影した画像(メモリに書き込まれた画像)が内蔵の無線LAN経由で、PCやオンラインフォトサービスに自動アップロードされる

って代物です。初期型(型番に「X2」がつかないモデル)ではただ転送できるだけだったんですが、X2になって細々と機能アップしています。

  • 無線LAN規格が802.11nに対応
  • SD部分がClass6に対応
  • 無限メモリモード(メモリ残量が一定数以上になった時、すでに転送済みの画像を自動削除してくれる)
  • アクセスポイントを使用したジオタグの自動付加(非GPS・ExploreとProのみ)
  • 公衆無線LAN接続……といいつつ、セキュリティオープンなアクセスポイントに無断接続機能(笑)(ExploreとProのみ)
  • RAW対応とアドホック無線LAN対応(Proのみ)

ざっと上げるとこれくらい。製品のランクとして「CONNECT」<「Explore」<「Pro」というランク付けですので、比較表を参照してください。

個人的にRAWは使用しないのでExploreを購入しましたが、RAW対応のProは今のところ大人気のようで手に入れにくい模様。スタジオ撮影するプロフェッショナルには便利でしょうね。撮影を継続しながらも、すぐにPCに転送され大画面で確認可能だし、無限メモリモードを使えばカードを入れ替える手間も減りますし。

 

と、セットアップや仕組みに関して、公式ページも付属するマニュアルもかなり説明不足なので、使ってみた感じとしては……

  1. 撮影後(SDにデータが書き込まれた直後)の比較的早いタイミングで、Eye-Fiのサーバへアップロードが開始される
  2. Eye-Fiのサーバにデータがアップロードされると、PCにインストールしたアプリが認識し、PCにダウンロード(ダウンロード先のフォルダはアプリで事前に設定できるし、日付をベースにサブフォルダが作成される)
  3. Eye-Fiサーバへアップロードされた画像はしばらくサーバ上にも保存される

といった感じ。

設定はPCにEye-Fiカードを接続し、アプリから設定をEye-Fiカードに書き込みます。設定にはPC必須ですね。アプリのインストーラはEye-Fiカード自体にも保存されていますが、同梱されているカードリーダでの設定以外は非推奨だそうです。カメラ側は特に設定を必要とはしませんが、アップロード時間を稼ぐために省電力の設定を長めにした方が良さそうです。無線LANは32個まで設定が可能で、WEPもWPA・WPA2も利用可能です。証明書や認証が必要な設定はできないので、セキュリティが固い無線LANは設定できません。

無線LANにパワーを使うためバッテリの消費は速くなりますが、メモリを取り出して転送する手間がなくせるのと、PocketWifi等のモバイルWiFiルータがあれば撮影場所から自宅のPCに自動転送できるメリットがありますね。何か致命的な問題でもない限りは、しばらくメインで使用してみようかと思います。

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