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2010年6月7日月曜日

MW600のロードテスト

ソニエリのBluetothヘッドセット「MW600」を、実際に通勤のお供に使ってみましたよ。

◎A2DPをPSPGoに設定、HFPをiPhoneに設定して使ってみた

PSPGoで音楽再生、iPhoneでHFPで待ち受けという状態。この状態でiPhoneに着信があると、「音楽再生がフェードアウト→着信音→音楽再生がフェードイン→音楽再生がフェードアウト→着信音」というのを繰り返します。着信音中はPSPGo側の音楽再生は止まらないが、ヘッドセットの通話ボタンを押して電話に出るとPSPGoの音楽再生は一時停止される。通話ボタンで電話を切ると、再びPSPGoでの音楽再生が再開されます。挙動としては非常に正しい動作ですね。

ちなみにA2DPとHFPをどちらもiPhoneに設定した場合でも、ほとんど挙動は同じ。この場合は着信があった段階で音楽再生が一時停止される違いだけです。

ちなみにMW600の画面には、ちゃんと相手の電話番号が表示された後、iPhoneのアドレス帳に登録された名前も表示されます。

その他通話に関する機能としては

  • 着信拒否……着信中に通話ボタン長押し
  • 通話中にマイクのミュート……再生ボタン長押し

◎A2DP接続切り替え

徒歩での移動中はA2DP・HFP双方をiPhoneに。電車に乗ったらA2DPをPSPGoに切り替えてムービー鑑賞。という使い方。

今まで使ってきたBluetoothヘッドセットでこういう使い方をしようとすると非常にやっかいで、なかなか接続先が切り替わってくれないので電源を入れ直したり、機器側のBluetoothをON・OFFしたりしてどうにかこうにか接続できるパターン。場合によっては電車に乗っている間中、切り替えの作業に費やしたり……。これもMW600だと非常にスムーズ。

PSPGoを取り出して電源ON→MW600のA2DPを切り替えモードにして、PSPGoを選択→数秒でPSPGo側がMW600を認識して音声出力がBluetoothに切り替わる。

といった感じ。ちなみに「PSPGoの電源を入れる」のと「MW600のA2DPをPSPGoに切り替える」はどちらを先にやってもOK。接続機器の再認識がとてもスムーズなことに感動です。

◎ボリューム調整のコツ

MW600はなぜかボリュームコントロールがタッチセンサーになっていて、調節が非常にやりにくいことになっています。ここはボタンで良かった気がしますが……使っている以上は文句を言うよりもコツを覚えましょう。

いきなり+側や-側を触っても、音量は変更されません。コツはセンサーの中央から、スッとなでてやること。スッとなでた後にセンサーの端でホールドすると音量が変更され続けますが、このスピードが速すぎてあっという間に最大・最小までいってしまうので、指先で円を描くようにセンサーから指を離すのが良いと思います。クリップで衣服に留めたままだと操作しにくいので、本体を手に持った状態で、センサーを上につまむようにして持ち、人差し指で操作するのが良さそうです。

◎ペアリング

ペアリングは電源OFFの状態から、電源ボタン長押しでペアリングモードに入ります。ペアリングコードは定番の「0000」です。

前述の通り、ペアリングは3台(3スロット)まで記憶します。A2DPもHFPも関係なく、接続機器1台に付き必ず1スロット消費です。MW600が面白いのは4台目をペアリングするときの挙動です。従来の機種なら先入れ先出しで一番古いペアリング機器の登録が解除され、新しい機器がペアリングされていましたが、NW600では「どのスロットを上書きするか」が決められます。

◎A2DP・FMラジオの切り替え

A2DP・FMラジオの接続先切り替えは、再生ボタン長押しでリストが表示されます。

↑の状態で、左から「FMラジオ」「PSPGo」「携帯電話1」「携帯電話2」となっています。ボリュームのタッチセンサーで選択して待機すると、切り替わります。ここのアイコンは、PSP、携帯電話、PCでそれぞれ異なるアイコンが表示されます。

ちなみにこのFMラジオ、いわゆるプリセットによる記憶はしてくれません……いちいちスキャンしないといけないのでメンドイぞ。

◎HFPの切り替え

HFPの切り替えは、通話ボタンの長押しでリストが表示されます

当然ながらFMラジオは表示されません。こちらもタッチセンサーで選択して待機すると切り替わります。

ちなみに通話ボタン2回押しで「リダイヤル」です(いらない……)

◎ゲームモード

Bluetoothで起こりがちな、音声の再生遅延を可能な限り少なくするモードです。恐らくPSPGo用の周辺機器「PSP-N270」にもついているレイテンシの切り替えと同じかと。音質を下げる代わりに、転送をスムーズにするモードですね。あと、多分途切れにくくもなるはずです。

これも面白いことに、機器ごとに設定可能。設定する場合はその機器と接続した状態で、早送りボタンを巻き戻しボタンを同時押しすると、選択画面になります。あとはタッチセンサーで選択して待機で切り替わります。

◎リセット

覚え書き的にリセットの方法。

  • 電源OFFの状態から電源長押ししてペアリングモードに入る。
  • 通話ボタンと電源ボタンを同時に押し続け、電源がOFFになればリセット

とのこと。

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