今回は「VAIO Location Search」の設定覚え書き。WWAN・GPS内蔵モデルを購入しても、設定されていないので要注意。ちなみにVPCP11での設定なので、他の機種では「Virtual COM Port」の番号や、GPSのモデル名が異なると思います。
まずはVAIO Smart NetworkでGPSをONにしておくこと。初めてONにした時にはおそらくドライバのインストールが始まるので、インストール完了までしばし待つ。
GPSが無事認識されたら、今後は「コントロールパネル」→「VAIOの設定」を開く
開いたら、左側のツリーから「位置情報・GPS」→「VAIO Location Searchの設定」を選択。右下にある「詳細設定」をクリック。
詳細設定を上のようにする
- 位置情報のログを保存→ON
- サービスを常駐する→ON(ここをONにしないとVirtual COM Portが使用できません)
- GPSのポート設定・ポート番号「Qualcomm Gobi 2000 HS-USB NMEA 9225」「4800bps」
これでVAIO Location SearchアプリケーションからはGPS+無線LANによる位置取得が可能になります。
プリインストールされている「プロアトラスSV」では、プロアトラス側にさらに設定が必要で
プロアトラスを起動後「ツール」→「設定」の「GPS」で、上のように設定する。
- ポート→「COM3」(Virtual COM Portのポート番号)
- I/Oフォーマット→「GerminハンディGPS」
- 受信機の測地系→「WGS84相当」
- I/Oフォーマット→「NMEA」
- ボーレート→「4800」
- ほかは任意で
これでプロアトラスでもGPS+無線LANによる位置情報が使用できるようになります。
ちなみに、「VAIO Location Searchの設定」で出てくる「VAIO Virtual COM Port」というのは、ハードウェアGPSのポート(詳細設定で指定した「Qualcomm Gobi 2000 HS-USB NMEA 9225」のポート)と、Sonyお得意の無線LANの位置から現在位置を割り出す「PlaceEngine」の情報をミックスして扱うためのポートですね。「サービスを常駐する」オプションは、このPlaceEngineのサービスを常駐する設定。Virtual COM PortからGPSの情報をアプリ側に流す限り、GPSが測位できればGPSの情報を、測位できなければPlaceEngineによる大まかな位置情報がアプリ側に渡されるようです。
どうせGPSを使うのであれば、補助的にPlaceEngineも使えた方が何かと便利です。
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